1974-02-26 第72回国会 衆議院 大蔵委員会 第11号
大体ヨーロッパ諸国を見ても、先進工業国においても、農作物の保護関税、保護政策をとっていないところはない。裸の国は日本だけではないのか、私はそう思うので、農作物の自由化というものを国民の食糧の自給という視点に置きかえて考えれば、非常に重要な問題ではないか。政策転換を関税政策の立場においても再検討すべきであると私は思う。
大体ヨーロッパ諸国を見ても、先進工業国においても、農作物の保護関税、保護政策をとっていないところはない。裸の国は日本だけではないのか、私はそう思うので、農作物の自由化というものを国民の食糧の自給という視点に置きかえて考えれば、非常に重要な問題ではないか。政策転換を関税政策の立場においても再検討すべきであると私は思う。
かかる観点より、わが党は、関税保護政策よりも、むしろ国内鉱産物価格支持のための輸入鉱産物と国内鉱産物との価格プール制を主張いたしたいのでございます。前通産次官徳永氏が、徳永構想といわれる価格プール制を唱えたことは周知の事実であります。またフランスは国内鉱山を保護すると同時に、国内需要者に対しても、適正かつ安価な価格で配分するための一手買取機関を設けているのであります。
(笑声)その特権階級の保護のために、関税保護政策その他いろいろな保護政策をやっているということになる。これはどっちから考えても私は不当な処置だと思うのですが、通産大臣こういう点についてはおそらく私は御共鳴願えると思う。特に通産大臣のように、液については非常に理解のある人は(笑声)御共鳴願えると思いますが、そういう理屈になりませんか。
第一に関税保護政策をとつて足りないところを補うのか、それとも関税保護政策を第二義的に考えておるのかどうか、こういうことです。